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課題

ノベルティー制作における留意点 アパレルメーカーのマーケティング部に所属しています。
この度、期間限定のキャンペーンとして一定額以上の商品をご購入してくれたお客様に対して、オリジナルのノベルティグッズをお渡しすることとなりました。
つきましては、せっかくならば、お客様に喜んでいただけるようなものを作りたいと考えているのですが、ノベルティーの制作にあたって留意すべきポイントはありますでしょうか。
アパレルメーカー


マーケティング施策としてノベルティーグッズを企画する場合、まずは「ノベルティーグッズを配ることで何を達成したいのか」ということを明確にする必要があります。
なぜなら、どのような目的で配るのかによって、制作するノベルティーの方向性が違ってくるからです。

ノベルティーを配布する目的としては主に以下の3つが考えられます。

  1. ブランド認知を向上させたい
  2. 自社ブランドの商品を使っていない時にも接点を持ってもらいたい
  3. ブランドイメージを高めたい

それでは、どのような場合にどのようなノベルティーが適切なのか具体的に考えてみましょう。

まずは①の認知向上を目的にノベルティを制作する場合、店頭に来て商品を購入してくださるお客様は既にブランドを知ってくれているわけですから、認知の対象はそのお客様の先にいる知人・友人ということになります。
このような場合は、そのお客様を起点にどれだけたくさんの人に自社ブランドについて宣伝してもらえるかが肝になるので、ついつい誰かに話したくなったりSNSでシェアしたくなるようなインパクトのあるもの、面白い仕掛けがあるものなどが有効になります。

次に、②のような目的を達成したい場合には、ブランドイメージを訴求・体験できるものがおすすめです。
ご相談からは、当該ブランドがどのような世界観なのか分かりかねますが、例えば大人リゾートがテーマの場合、ココナッツやトロピカルフルーツの香りがするソープなどはいかがでしょうか。
これだと、ご相談者様のブランドの洋服を着ていない時にも、手を洗うときやクローゼットの扉を開けたときに(石鹸を芳香剤として使用することもありますよね)ふいに南国の香りがして、当該ブランドについて思い出してくれるかもしれません。

続いて、前者と少し似ているのですが、③の自社ブランドのイメージを高めたいという場合には、ブランドが理想としている方向に近づくようなものが効果的です。
例えば、「フェアトレードで貧富格差のない平等な世界を」をブランドコンセプトに掲げているのであれば、実際にフェアトレードで取引されたコーヒー豆などをノベルティーとして配ることで、消費者に貧富格差のない平等な世界を目指しているというイメージをより印象付けることができます。

最後に、目的に応じてノベルティーの方向性を検討すべきというお話を展開してきましたが、①〜③いずれの目的をとるにしても、ノベルティーを企画する上で必ず意識してほしい共通のポイントがあります。

それは、ノベルティーグッズとして自分たちの商品カテゴリーに属さないものを選択するということです。
ご相談にあるように「お客様に喜んでもらう」というのはもちろん大切なことですが、例えばご相談者様のようなアパレルブランドが、ハンカチや靴下などをノベルティーとして渡してしまうと、それはもはや自社商品をタダで配ってしまうようなものなのです。

日頃の感謝の気持ちをノベルティーという形で還元することでたくさんの消費者に喜んでもらうのは大変素晴らしいことですが、企業であるならば、どのような施策を実施するにしてもそこに目的を持ち、その目的を達成することで得られる利益を追求するという視点を持つことが大切です。