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課題

ブランド一本化のメリット・デメリット ライフスタイルブランドのマーケティング部です。アクセサリーや靴下など、それぞれのブランドを擁しています。
一番売れ行きが良く、現在主軸に据えているのはアクセサリーのブランドなのですが、他のブランドの売れ行きがあまり芳しくなく、いっそのことブランドを一本化したら良いのではないかという案が出ています。ただ、顧客を捨てることになるのではと懸念の声も上がっています。
ブランド一本化のメリット、デメリットを教えてください。
ライフスタイルブランド


まずメリットについては3つ考えられます。

一つ目は、現在アクセサリーが好きで買ってくれている人はブランドに愛着を持っていると考えられるため、ブランドを統一した場合、他のカテゴリーの商品(靴下など)にも興味を持ってもらうことで、顧客の横展開が期待できることです。

二つ目は、一つの統一されたブランドとしてコミュニケーションができ、コミュニケーションコストが小さくなることです。
アクセサリーに関して実施するコミュニケーションが、その他のカテゴリーの商品に対しても影響を与える可能性があります。例えば、「ひとつひとつハンドメイドで、心を込め、丁寧に作られている」というイメージを顧客がアクセサリーに対して持ったとすると、ブランドが統一された場合には、靴下に対しても同じ様な印象を抱くということです。これをマーケティング用語ではハロー効果と呼びます。

三つ目は、管理が楽になることです。
ブランドとしてやるべきこと、やるべきではないことに一貫性を持てるので、毎回何をやらないといけないのかを個別に考える必要がなくなり、統一された一つのブランドとして考えることができます。

次にデメリットですが、アクセサリーと靴下が同じブランドイメージを持たなければなりません。
それぞれがバラバラのイメージだと、今主軸になっているアクセサリーのイメージまで壊してしまう可能性があります。良いことも悪いことも含めて互いに影響を及ぼすので、靴下に対して、「なんだか安っぽく、作りが粗雑だ」というイメージを持たれてしまうと、アクセサリーに関してもそのイメージが浸透してしまう可能性があります。

また、「顧客を捨ててしまうことになるのでは」と懸念されているようですが、そもそも靴下の売り上げはそこまで大きくないということなので、大きなデメリットではないと思われます。
ただ、ブランドが統一されるということは、現在の靴下ユーザーからすると、ブランドがなくなってしまうということなので、その分の売り上げは少なくなるおそれがあります。
そのため、統一されたブランドが浸透するまでは売り上げはマイナスになるかもしれず、それに耐えられる財務体力は必要かもしれません。