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課題

デプスとグループインタビューの違い 家具メーカーの新人マーケターです。働く女性をターゲットに、「全身揉みほぐしソファー」の開発をしたいと考えており、消費者インタビューを行いたいと思っています。非常に基礎的な質問になってしまいますが、デプスインタビューとグループインタビューの違いを教えてください。 家具メーカー マーケティング部


まず形式上の違いは、デプスインタビューでは1対1でインタビューを行い、グループインタビューでは複数の人に同時にインタビューするという点です。

そこから生まれてくる実質的な違いについてですが、デプスインタビューは1対1の形式のため、よりじっくりと話すことができることが挙げられます。
なぜそうしたのか、どうしてそのような行動をとったのか、どんな気持ちだったのか、等々深掘りをしやすいインタビュー形式と言えるので、グループインタビューよりもデプスインタビューの方が、相手を理解するという観点では良いということになります。

この点グループインタビューでは、複数の人に同時に話を聞く分、一人当たりが話す長さや分量はどうしても小さく、また内容も薄くなってしまいます。また、「ほかに人がいる」ということが発言に影響する場合があります。例えば、お金、資産、病気などのトピックは他の人の前では話しにくいものです。
そのため、人前で話しづらい話題の場合はグループインタビューは向いていないということになります。

今回は、「全身揉みほぐしソファー」の開発をしたいとのことですが、「価格が高いと思うか、安いと思うか」のような話題はグループインタビューでは控えるべきでしょう。
日本人の性格を加味すると、他の人が「とても高いと思う」と答えているときに、本音でも「いやいや、私は安いと思う」とは発言しづらく、本心がわからない可能性があるからです。

では、グループインタビューの良さはどんなところにあるのでしょうか。グループインタビューの良いところは、参加者同士で会話が弾み、今までなかった気づきが生まれたり、誰がどんな言葉にどういう風に反応したのかなどがわかりやすいところです。
また、「広く、浅く」考えていることを知りたい場合や、全員が楽しいと思う話題の場合はグループインタビューが良いでしょう。例を挙げると、ジュースを「どんな時に」飲みますか、というようなシチュエーションを広く理解したい場合があります。

注意しなければいけないのは、会話がしっかり展開されるかはモデレーターの技量と、参加者の性格によるということです。
うまく実施できなければ会話が盛り上がらず、まるでデプスインタビューを人数分繰り返したかのように終わってしまうケースが見られます。
それだと、デプスインタビューを行った方が一人一人じっくり話を聞けて良いですよね。

また、「数を数えない」ということも大切です。
どういうことかというと、「5人中3人が良いといったからこれはいいのだろう」という考え方は良くないという事です。
あくまでも、どうしてその行動をとったのか、どんな気持ちだったのかを理解することにフォーカスする姿勢がとても大切です。
ホジョセンでは、グループインタビューで聞き取れることはデプスインタビューで代用できるため、なるべくデプスインタビューを実施することをお勧めしています。