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課題

期間限定商品でおさえておきたいシーズナルインサイトとは 化粧品メーカーのマーケティング部に所属しています。もうすぐバレンタインということもあり、チョコレートをイメージしたパッケージのバレンタイン限定コスメを考えているのですが、期間限定の商品を販売する際におさえておくと良いポイントはあるでしょうか? 化粧品メーカー


今回ご相談にあるコスメもそうですが、コンビニのお菓子やレストランのメニューなど、「期間限定」といわれると、ついつい商品に手を伸ばしたり、注文したくなるのがヒトの性分ですよね。

しかしながら、期間限定とつけてしまえば、なんでもかんでも商品が売れるのかというとそうではありません。

さて、ご相談では、「もうすぐバレンタインだから、チョコレートをイメージしたパッケージのバレンタイン限定コスメを考えている」とのことでしたが、バレンタインだからチョコレートというだけでは少しもの足りないような気がします。

というのも、人間にはシーズナルインサイト(季節特有のインサイト)というものが存在し、期間限定の商品を企画する際には、このシーズナルインサイトと商品を上手く組み合わせる必要があります。

つまり、その期間だからこそ、その商品を買いたくなるようなストーリーが必要になるわけですね。

それでは、今回の例に挙がっているバレンタインのシーズナルインサイトはどのようなものになるでしょうか。

「いつもより可愛くみられたい」「無性にチョコレートが食べたくなる」など色々考えられますが、今回は近年流行している友チョコの習慣にスポットライトを当てて考えてみましょう。

友チョコとは、文字どおり友だちに渡すチョコレートですが、これまでは女の子が好きな男の子に贈るという一方方向だったのが、贈る相手が友だちになったことで「お互いに交換する」ようになりました。

つまり、友チョコを通して「人にものを贈ったり、もらったりことは嬉しい(楽しい)」といったインサイトが読み取れますね。

そして、このインサイトとバレンタインを掛け合わせることで「チョコレートの代わりに、まるでチョコレートのようなキュートなパッケージに入ったコスメをお友だちどうしで交換してみませんか?」という提案ができるわけです。

消費者の選択肢が著しく増加し、他社との競争がますます激しくなる昨今、期間限定商品においても、「どんな商品か」ということよりも「どんなシーンでどのようにその商品が使われるのか」ということの方が消費者の心を動かす傾向にあります。