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課題

競争力のあるブランドを作る正しい差別化 化粧品メーカーで商品開発に携わっています。差別化とブランディングの違いがわからなくなることがあるのですが、差別化はブランディングの一つのプロセスという捉え方でよろしいですか?この2つの言葉にどのような違いがあるのか教えて下さい。              化粧品メーカー商品開発


差別化とブランディングの違いを一言で表すと、「差別化は状態、ブランディングはプロセス」となります。差別化は、自社の商品が「競合の商品とここが圧倒的に違う!」というものを持っている状態のことを指します。一方ブランディングは、自社の商品に関して、消費者にある一定のイメージを持ってもらうために行うブランド作りのプロセスであると説明できます。

ここで1つ言及しておきたいのは、「ブランド作り」というと、商品を高級ブランド化することだと誤解される方が多いのですが、決してそうではありません。

ブランド作りとは、消費者に「この商品・この企業にはこういう特徴がある!他のものとはここが違う!」という認識をしっかり持ってもらうこと。

よってブランディングにおいて大切なのは、いかに消費者に差別化されたブランドイメージを持たせることができるかということであり、差別化はブランディングが理想とする状態、すなわち目的であると言うことができます。

つまり、しっかりとしたブランディングを行えば差別化が達成され、ブランドとして独自のポジションを確立することができるので、究極的には差別化もブランディングもイコールの関係になるとも言えます。

ただし、ここで注意が必要なのが、マーケティングにおいて、差別化できれば何でもいいのかというと、そうではないということです。

差別化という言葉だけを考えると、自社商品に他社商品と違う点があればよいと単純に解釈することもできてしまいますが、この他社商品との違いが消費者にとって重要なものでなければ意味がありません。たとえば、新型のテレビを開発するにあたって、テレビのリモコンを手に持った時の感触の良さという点で差別化を図ったとしても、消費者がテレビを購入する際にリモコンの手触りに着目していなければ意味がありません。もっと極端な例を挙げると、テレビの値段を10倍にして売れば差別化自体は達成されることになりますが、それでは売れるはずないですよね。

ブランディングが目標とする差別化は、消費者が自社商品において意味のある違いを認識しているかどうかということになります。こうした意味のある差別化こそ競争優位を提供してくれる源泉となります。