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課題

サービス料金値上げの時に気をつけること 整体院の経営者です。都市部に続いている鉄道沿線上で3店舗を展開しています。開店当初は認知を上げるために低価格設定や消費税負担を実施したり、自社のHPの充実と宣伝広告活動なども行っていたのですが、その甲斐あって、現在ではそれなりの数のお客様が定着してきました。しかし、お客様の数が増えるにつれ、お待たせることも多くなり、従業員の負担も大きくなってきている部分があります。そこで思い切って値上げをしようかと検討しているのですが、値上げによってどのような問題が想定されるかを知りたいです。

ちなみに、値上げをすると他店舗の平均価格を少し上回ることになるのですが、当クリニックは競合の店舗よりも駅の直ぐ側にあり、サービス内容もに充実していると考えています。
整体院経営


繁盛されているとのこと、とても素晴らしいことと思います。お客さんがたくさんきてくださって…の悩みは、ありがたいお悩みですね。ただ、従業員の方の負担や、経営の継続性を考えると、早めに対策を考える必要があると思います。

さて、ご検討中の値上げについて考えてみます。まずは何割ほどお客さんを減らしたいのか、から組み立ててみましょう。例えばお客さんを3割減らしたい、かつ同じ売り上げを確保したいのであれば、1÷(1-0.3)=1.42で、40パーセント以上値上げをしなければいけない計算になります。もちろんこれは、計算上の話になります。40%以上も値上げをしてしまったら、今まで来ていたお客さんとは客層も変わってしまいますし、そもそも誰も来なくなってしまう可能性もありますよね。

では、値上げを1割くらいに抑えたらどうなるか…と考えた場合はどうでしょう。1割上げたとして、計算上は1割程度のお客さん減少となる予定ですね。ただ、もしおっしゃる通りにサービス内容の評価がお客様の中で高かった場合、もしかしたら客数に何の影響も与えないかもしれません。この場合、もちろん売り上げは上がるのですが、特に問題となっている従業員の方の負担は変わらないかと思います。

よって、何割のお客さんを減らして良いと考えているのか、そしてその場合、何割値上げをしなければいけないのか、それらを踏まえた上で、自社のサービスにお金を出してもらえそうかどうか詳しく考える必要があります。

どちらにせよ、単なる値上げだけだと、お客さんを逃すことになりますので、何かのサービスアップと同時に行う必要があると思います。価値をあげることとサービスをより充実させることは常にセットで考えないといけません。

以上のことから、値上げは、従業員の方々の負担を減らすための確実な解決策にならない可能性があります。そして状況によっては値上げのデメリットの方が大きい場合もありますので、個人的には値上げを考えるよりも、お客さんを待たせない工夫をした方がいいように思います。例えば従業員の数を増やしたり、お客さんを待たせいないように受付や支払いのプロセスを見直すなどしてみてはいかがでしょう?