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提供できる価値を伝えよう


消費者に対してどんなメッセージを伝えることで、商品のブランド力を上げることができるのでしょうか。私が思うに、商品が提供できる価値を消費者に対して明確にすることが大事なのではないかと考えています。漠然としていますね。もう少し具体的にご説明します。

例えばですが、あなたが野菜を売りたいと考えているとします。その野菜を売る際に、安心・安全であるというメッセージを消費者に打ち出すとしますよね。そしていかにその商品が安心・安全であるかにフォーカスを入れてメッセージを打ち出すと、どうなるでしょうか。

・無農薬で作っています!
・生産者の顔、紹介します!ヤマダさんです!
・△△山のキレイで安全なお水で育てました!

などなど。

これを見た消費者は、「ふーん」で終ってしまうのではないでしょうか。誰しも安心・安全な食品を食べたいとは思いますよね。と同時に、金額や利便性など、安全性以外にも様々な条件を考慮した上で、購入を決めているかと思います。上記のようなメッセージだと、きっと安心安全な野菜だろうなぁ、ということがほとんどの人になんとなく理解できても、その理解が「この野菜は買うわ!」という購買行動にダイレクトに繋がるとは限りません。仮に購入したとしても、金額などほかの商品の条件次第によっては簡単にその野菜を購入する優先順位は下がってしまいます。つまり、上記のようなメッセージでは、商品のブランド力を高めることに繋がっているとは言えないかと思います。

ではどのようなメッセージを消費者に伝えれば良いのでしょうか。非常に有効な方法でアプローチされていると感じたのは、先日、弊社の「通助」サイトのインタビュー記事でお伺いした有限会社六甲味噌製造所(「以下、六甲味噌と略」)です。

六甲味噌では、子どもの食生活に漠然と不安を感じているお母さんたちに、お味噌の体験教室を通じて食育の重要性を丁寧に説明されていました。どこまで子どもの食生活に気を付けてあげればいいのか、一体どんな料理にどこまで手間暇かけてあげるべきなのか。そういったお母さんたちの不安に対して、極端に特別な食材を使うなどこだわる必要はなく、毎日の食生活に少し気を使ってあげるだけで十分だと話しています。そして、毎日の食事に原料にもこだわった健康によい六甲味噌を使ってもらうことで、子どもたちの食生活を支えます、という価値を提供し、強いロイヤルティを持った購入者層を獲得しています。

冒頭で出した野菜の宣伝のように、安心安全だということだけを訴えていては、商品の特性しか消費者は理解することができません。商品の特性を最低限理解してもらうことは確かに必要ですが、商品が提供できる価値も同時に消費者に伝えることができないと、商品のブランド力を高めることができないのではないでしょうか。

六甲味噌の記事はこちらから!
食育を通して、ファンを作る(有限会社六甲味噌製造所)