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企画書モードで書く


昨夜、思い立ってプチ断捨離を始めました。
モノは、自宅で使っているノートパソコンの中身です。
何だか最近調子が悪くて、バックアップはとりつつも、いつプシュンとお亡くなりになるのか…。とりあえず彼の負担を少しでも減らしてあげるべくの断捨離です。

ふと昔のメモを見つけました。
題名は「企画書モードで書く」
??

今回は、私がそのメモを書いたときのお話です。

私は以前、とある大学で、産官学連携に携わる部署で働かせて頂いていました。
そこである時期、先生方が研究費を獲得するために書かれる申請書をひたすら読んで、手直しのお手伝いをする、というお仕事をしていたことがあります。担当は、理系の先生方がメインでした。

大学の先生方の研究内容ですよ。
日々、コツコツ研究されている内容です。
はい…。どちらの申請書も大変難しい内容でした。
というよりも…正直、分からないこともありました…ごめんなさい。

そりゃそうですよ。(いやいや、ちゃんと分かってないとダメなんですよ)
だって研究費を頂くってつまり最先端の技術ばかりなのですから。(おやおや言い訳ですか)

いや、でも聞いて下さい。

それでもです!それでも、私なりにひたすら読み込んでいくと、分からないなりにいろんな事が分かってきたんです。
例えば、無事に研究費を頂けた申請書とそうでない申請書を別々に読んでいくと、いくつもの違いが見えてきたんです。

私がしていたような仕事をされている皆さんは、きっと私と同じように、ある時思われるのではないかと思います。

「これってビジネスの企画書に必要なことと一緒なんじゃないか」と。

ついつい難解な内容に足を取られがちなのですが、そこは冷静に分解していくと、とどのつまりはやっぱり企画書なんです。多分とてもとても忙しい、上司の上司の上司くらいの人に目を留めてもらって、そして予算をつけてもらうための企画書です。企画書は心地よく読んでもらって、なおかつ理解してもらって、そして良さに気付いてもらい、最終的にはその企画に予算を出してもらわなければならない、そのために書くというシチュエーションそのものです。

つい、その研究がどんなに素晴らしいのか?最先端なのか?についてのみひたすら訴えがちなのですが、(もちろんその部分こそがキモになりますので、素晴らしい内容があるということが前提です)読み手だって人間です。読みやすくて、分かりやすくて、腑に落ちやすいものでないと…です。

以下、どんな文書にも効く内容です。
そして、あくまで尾崎目線ですので、あしからず。

  • 日本初とか世界初とかに根拠ありますか?(根拠に数字や比較は大事です)
  • 字が細かくて余白がないと読みにくいです(上司の上司の…は、お疲れなんです)
  • 先行している企画等を悪く言わない方が…(読むのは人間ですから心証はあります)
  • 途中で主張が変わっていませんか?(論理的整合性は絶対です)
  • 図表は分かりやすいもの、お願いします(分かりやすい図表は全てを物語ります)

これが「企画書モードで書く」の一部です。誰が何の目的でそれを読むのか、そこを意識するだけで全く違う物になります。

と…書いていて、これを読んだ先生にはお叱りを受けるかも…と心配になる私。「申請書の通りやすさは書き方のスキルじゃない!研究の内容に決まってるだろう!」と。

おっしゃる通りです…。