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言い過ぎ、注意〜「喫煙席 禁煙席あります」


先日、近所でこんな看板を見かけました。ものすごく違和感があったので思わず写真を撮ってしまったのですけども、今回はこの違和感について。
写真-1

この違和感の正体なのですが、言い過ぎていることにあるんですよね。つまり、

  • 喫煙席がある = お店は禁煙席と喫煙席に分かれている
  • 禁煙席がある = お店は禁煙席と喫煙席に分かれている

という主張になるはずなので、「喫煙席 禁煙席あります」と言われると、頭痛が痛い系のキモチワルさが残ります。片方でいいじゃない、と。でも伝える事実に対して、受け手の認識はちょっと違うかもしれません。

ここからは僕の勝手な推量なのですが、タバコが嫌いな人は同じ「お店は禁煙席と喫煙席に分かれている」というメッセージであっても、「喫煙席あります」よりは「禁煙席あります」の方がポジティブに反応しそうです。喫煙席あります、って言われるとアタマでは禁煙席もあることを理解できつつ、なんとなく喫煙者が優遇されていそうな抵抗感を感じるのではないでしょうか。タバコ吸いたい人、かも〜ん、みたいな。

逆にタバコを吸いたい人にとっては、「喫煙席あります」の方がポジティブに反応しそうです。「禁煙席あります」って書かれているより、タバコを吸うことに対して寛容なイメージがありますよね。「禁煙席あります」だと、なんとなくタバコが嫌いな人が多そうなイメージが残りそう。

では両方書かれていたら受け手はどう認識するのでしょうか。よくわかんなかったので、周りの喫煙者・非喫煙者に聞いてみました。すると、喫煙者にとっては「禁煙席あります」、非喫煙者にとっては「喫煙席あります」が強く残っていて、両者にとってどちらかというと敷居が高い看板だと思われているようです。

上記の検証自体の厳密さ・精緻さはまったくもって低いものなので、それ自体の是非を論じるつもりはありません。ここでイイタイコトは、看板・イーゼルひとつにしても、受け手はどんな印象を抱くのかを考えてメッセージは作る必要があるということ、そして情報量が多ければ多いほどいいとは限らないということ、親切のつもりがお客さんを逃していたなんてことのないように、ひとつひとつのメッセージにこだわっていきましょう、ということです!